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Ju 388 (航空機) : ウィキペディア日本語版 | Ju 388 (航空機)[じぇいゆー388]
Ju 388とは第二次世界大戦末期にドイツ空軍で使われた爆撃機である。開発はユンカース社であり、同社の多用途機Ju 88の最終発展型であった。高高度において戦闘機を振り切る速度を出すことが可能で、Ju 88の目指した「戦闘機より速い爆撃機」というコンセプトがようやく実現できた機体である。だが本格的な量産体制に入る前に終戦を迎えた。Ar 234と並んで戦争末期でも生産が続けられた最後のドイツ軍爆撃機である。 == 開発経緯 == Ju 88は偵察機型・雷撃機型・攻撃機型・夜間戦闘機型など各種発展型を出した傑作機だが、爆撃機としての性能には不満が残るものであった。ユンカース社は後継としてJu 288の開発を行ったが完成が遅れたため、Ju 88を改良したJu 188を中継ぎにする。 しかし結局Ju 288の開発は失敗し、そのため1943年9月にJu 188をさらに強化したJu 388の開発を決定する。大きな改良点は、与圧キャビンと排気タービン式過給機を備えて高高度性能を上げ、尾部に13mmMG131Z連装機銃FA銃塔を搭載することであった。 また、偵察機・夜間戦闘機でも新型を欲していたドイツ空軍は、Ju 388のバリエーションでこれらの機種を補うことを決める。3機種は同時に開発が進められ、夜間戦闘機型がJu 388 J、爆撃機型がJu 388 K、偵察機型がJu 388 Lと名付けられた。
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